健康経営優良法人の認定取得方法は? 認定要件や申請フローを解説

「健康経営優良法人の認定取得方法は?」「健康経営優良法人に認定されるにはどうすればいい?」
これから健康経営優良法人の認定を目指すうえで、上記のような疑問をお持ちではありませんか?
健康経営優良法人の認定取得方法は、大規模法人部門と中小規模法人部門で異なります。そのため、まずは自社がどちらの部門に該当するかを把握したうえで、認定要件や申請方法を確認することが大切です。
本記事では、健康経営優良法人の認定取得方法を、認定要件や申請フローも含めて解説します。
健康経営優良法人の認定取得方法
健康経営優良法人の認定取得方法は、以下のステップで進めていくのが一般的です。
- 自社の従業員数や資本金の確認
- 該当部門の認定要件の確認
- 数値目標の設定・取組の推進
- 申請書類の作成・提出(8~10月頃)
- 審査(10~2月頃)
- 認定結果の発表(3月頃)
健康経営優良法人の認定取得方法は、大規模法人部門と中小規模法人部門でやるべきことが異なります。自社がどちらに該当するかわからない場合は、まず自社の状況を把握して、該当部門を確認することが大切です。
そのうえで認定要件を確認して、申請のための準備を始めましょう。
健康経営優良法人の大規模法人部門と中小規模法人部門の違い

健康経営優良法人の大規模法人部門と中小規模法人部門の違いは、申請時の企業規模(従業員数や資本金)です。ここでいう従業員とは、常時雇用している従業員であり、健康経営の施策の対象となっているパートやアルバイトなどの非正規雇用労働者も含まれます。
大規模法人部門は以下のように、一定以上の従業員数がある企業が対象となります。
【大規模法人部門に該当する法人】
| 業種 | 従業員数 |
|---|---|
| 卸売業 | 101人以上 |
| 小売業 | 51人以上 |
| サービス業 | 101人以上 |
| 製造業・その他 | 301人以上 |
参考:「部門の区分」(ACTION!健康経営)
一方、中小規模法人部門は以下のように、従業員数が大規模法人部門の基準未満、または資本金(出資金額)が一定額以下の企業が対象です。どちらか一方の基準を満たすことで中小規模法人部門とみなされます。
【中小規模法人部門に該当する法人】(いずれかに該当すること)
| 業種 | 従業員数 | 資本金または出資金額 |
|---|---|---|
| 卸売業 | 100人以下 | 1億円以下 |
| 小売業 | 50人以下 | 5,000万円以下 |
| サービス業 | 100人以下 | 5,000万円以下 |
| 製造業・その他 | 300人以下 | 3億円以下 |
参考:「部門の区分」(ACTION!健康経営)
なお、従業員数が大規模法人部門に相当し、資本金・出資金額が中小規模法人部門に当てはまる場合は、いずれの部門にも申請可能です。ただし、同時申請はできません。
業種は日本標準産業分類にもとづいて分類されているため、自社の業種に迷った場合は、総務省のホームページで確認するとよいでしょう。
大規模法人部門の認定要件と認定取得方法
大規模法人部門の認定要件と認定取得方法を解説します。
大規模法人部門の認定要件
大規模法人部門における認定要件は、以下のとおりです。

大規模法人部門の認定要件は、ホワイト500・健康経営銘柄とそれ以外の大規模法人で異なります。
ホワイト500とは、健康経営優良法人に認定された大規模法人の上位500社へと付与される称号です。そのうち、東京証券取引所に登録されている上場企業で、とくに健康経営の取り組みが優れている法人が健康経営銘柄に選定されます。
ホワイト500・健康経営銘柄は、健康経営優良法人の認定を取得した大規模法人の中でも上位の企業に与えられる称号であるため、認定要件がより厳しくなっています。
大規模法人部門の認定取得方法
大規模法人部門における健康経営優良法人の認定取得方法は、以下のとおりです。
- 「ACTION!健康経営」ポータルサイトの申請ページから申請用IDを取得する(新規申請の場合)
- 健康経営度調査票をダウンロードする
- 健康経営度調査票に自社の取り組み状況を記載のうえ、アップロードする
- 期限内に認定申請料80,000円(税込88,000円)/件を支払う
参考:「申請について」(ACTION!健康経営)
申請後は認定委員会によって審査・審議され、取り組みの妥当性が認められれば健康経営優良法人の認定が得られます。
中小規模法人部門の認定要件と認定取得方法

中小規模法人部門の認定要件と認定取得方法を解説します。
中小規模法人部門の認定要件
中小規模法人部門における健康経営優良法人の認定要件は、以下のとおりです。

中小規模法人部門の認定要件は、大半が大規模法人部門と共通していますが、経営理念・方針、組織体制、評価・改善の評価項目が異なります。
また、ブライト500・ネクストブライト1000の認定を受けるためには、制度・施策実行の大項目について、大規模法人相当の取り組みが求められます。ブライト500・ネクストブライト1000とは、以下のような法人のことです。
| ブライト500 | 健康経営優良法人の認定を受けた中小規模法人の上位500社 |
| ネクストブライト1000 | 健康経営優良法人の認定を受けた中小規模法人の上位501~1000位の企業 |
加えて、健康経営優良法人2025からは、小規模法人特例の枠が試験的に導入されています。小規模法人には、以下のような法人が該当します。
| 法人の種類 | 業種 | 従業員数 |
|---|---|---|
| 会社法に定められている会社 | 卸売業 | 5人以下 |
| 小売業 | 5人以下 | |
| サービス業 | 5人以下 | |
| 製造業・その他 | 20人以下 | |
| 上記以外の会社 | 5人以下 | |
参考:「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)認定申請書」(ACTION!健康経営)
小規模法人特例は本格的な導入に向け、2025年以降3年以内に認定要件や対象法人の要件が調整される可能性があります。申請する際は必ず公式サイトで最新の要件を確認してから行いましょう。
中小規模法人部門の認定取得方法
中小規模法人部門で健康経営優良法人の認定を取得する場合は、以下の手順で申請を行います。
- 加入している保険者の健康宣言事業に参加する
- 「ACTION!健康経営」ポータルサイトの申請ページから申請用IDを取得する(新規申請の場合)
- 健康経営度調査票をダウンロードする
- 健康経営度調査票に自社の取り組み状況を記載のうえ、アップロードする
- 期限内に認定申請料15,000円(税込16,500円)/件を支払う
参考:「申請について」(ACTION!健康経営)
中小規模法人部門の申請方法は、基本的には大規模法人部門と同じです。
ただし、事前に自社が加入している保険組合の健康宣言事業へ参加する必要があります。加入している保険者が協会けんぽ、健康保険組合以外の場合は、健康宣言事業の実施の有無を確認しましょう。
なお、加入先の保険者が健康宣言事業を行っていない場合は、自治体の健康宣言事業に参加するか、自社独自の健康宣言を行うことで代替が可能です。
健康経営優良法人2025の認定は終了している!今後のスケジュールは?
健康経営優良法人2025の認定は、2025年3月時点ですでに終了しています。健康経営優良法人2025は、以下のようなスケジュールで認定が行われていました。

健康経営優良法人2026のスケジュールについては、2025年6月現在、情報が公開されていません。例年通りであれば、健康経営優良法人2026も上記と同じようなスケジュールで進むことが予想されるでしょう。
大規模法人部門と中小規模法人部門で申請の受付期間が異なることに注意が必要です。
すみやかに申請するため、今後発表される情報に注目しつつ、準備を進めておきましょう。
健康経営優良法人の認定取得方法を理解して準備を始めよう

健康経営優良法人の認定申請をする際は、まずは自社が大規模法人部門と中小規模法人部門のどちらに該当するかを把握する必要があります。そのうえで認定基準、申請方法を確認しましょう。
また、健康経営優良法人2026のスケジュールは、2025年6月現在未定であるため、今後公開される情報に注意が必要です。健康経営優良法人のスムーズな認定取得に向け、認定取得方法を理解して準備を始めましょう。
なお、健康経営申請だけでなく進め方や施策事例などについて網羅的に知りたい方はこちらの記事も併せて参考にしてみてください。
これから健康経営優良法人の認定を受けるために動き出す場合は、健康経営についてわかりやすくまとめた以下の資料もご活用ください。
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