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大手物流会社が推進する健康経営。健康管理を主軸にしたその方法とは?

公開日: 2024.6.5
更新日: 2026.2.19
大手物流会社が推進する健康経営。健康管理を主軸にしたその方法とは?

『Sleep Doc』は、睡眠時無呼吸症候群のリスクチェックができ、運輸運送業のドライバーなどの睡眠における課題を可視化することができるサービス

このSleep Docの導入をきっかけとして、健康経営における積極的なアクションをスタートしているのが、セイノースーパーエクスプレス株式会社です。

今回は同社の人事ご担当者様に、本サービスの導入の経緯とともに、産業保健体制を推進するなかで企業課題をどう解消されているのかなど、健康経営におけるさまざまな実状についてうかがいました。

「睡眠」という大きな健康課題に対処すべく、自社のドライバー向けにSleep Docを導入。その効果は?

──Sleep Doc導入を決められるにあたり、貴社にはどのような課題感があったのでしょうか。人事のご担当者として感じられていた課題について教えてください

人事ご担当者様:ドライバーの拘束時間が長いトラック業界においては、「ドライバーのみなさんの睡眠時間が短くなっているのではないか?」という懸念が常にありました。さらに、引っ越し作業など夜勤も少なくない業務があったり、土日のどちらかで働いて平日に振替休日を取るという変則なシフトの集配ドライバーも多かったりと、みなさんが睡眠のリズムを作りにくい状況にあり、それが健康を脅かすリスクを判定し、それに対処しなければならないとう課題がありました。そのため、そういったリスクの判定が可能なSleep Docに関心を持ち、今回の導入につながりました。

──トラックドライバーのみなさんの場合、たとえば、座りっぱなしで運動不足になりがちだとか、休憩時間も短いので食事が疎かになりがちだとか、想定される健康上の課題は多々あると思いますが、その中でも睡眠に注目した背景には、どんなきっかけがあったのでしょうか。

人事ご担当者様:弊社はセイノーグループですが、そのなかで西濃運輸では健康経営優良法人取得に向けた取り組みをすでに始めています。こうした流れが拡大されていくことも視野に入れ、まずはどういったあたりから取り組みをスタートすればいいのかを産業医の先生を通してエムスリーさんに相談したところ、まずは「睡眠」からやってみてはどうかというアドバイスをいただいたのがきっかけでした。健康経営優良法人の施策もさまざまありますが、トラックドライバーを抱える弊社では「睡眠」は取り組みやすいテーマで、かつ最も安全に影響が出やすい部分ではないかと考えました。

──睡眠に関する健康サービスはたくさん存在するなかで、Sleep Docを選ばれた要因についても教えていただけますでしょうか。

人事ご担当者様:測定方法が手軽であるという点と、測定した後も医療機関を紹介していただくことができるなど、最後までケアしてもらえるというサポート体制が決め手になりました。

──実際の測定のオペレーションにおいて、社内で工夫されていることや気をつけられている点があれば教えてください。

人事ご担当者様:現場の方に測定にまつわるストレスを極力かけないようにする、ということを最も重要視しました。測定に関するデバイスや説明書、関連部品などはすべて袋にまとめ、その袋ひとつですべてが完結するようにしました。

さらに、個人ではなくて企業全体で結果を管理するために、スプレッドシートでデータ管理しているのも、現場にストレスをかけないよう工夫した点になります。

Sleep Docのリスクチェック結果を有効活用するには、産業医との連携が重要に

──すでに一部の結果が集まってきているとのことですが、実際に結果を見て気がついた点や気になった点はありましたか。

人事ご担当者様:測定は2日にわたるわけですが、睡眠の状況はその日の疲労度とか、リラックス具合やストレス具合など、眠りにつく前の状況によってかなり違ってくるのではないかと思います。

測定にあたってはエリアごとに夜勤なども考慮に入れながら、測定者が夜に眠る時間帯に合わせて実施しましたが、その日の疲労度は考慮に入れることができませんでした。眠りに落ちるまでのスピードなど、睡眠の波形はその日の過ごし方によっても変わるかもしれないですし、もしそういった影響があるなら、測定者に対して事前にアドバイスができたらさらによいと思いました。

また、たった2日間で、しかも自宅で簡単に診断できるのはSleep Docの大きなメリットですが、うまく測定できずに再測定になることもあるので、そういうケースを減らすためにも、その日の過ごし方について聞いておきたいなと思いました。

──ありがとうございます。1000名単位という大規模な測定ならではのご経験とご意見だと思います。睡眠に向けた推奨環境などのアナウンスを対象者に伝えられるようにすることも、今後は検討していきたいと思います。 Sleep Docの導入・実施には産業医の先生との連携も重要になってくると思いますが、そのあたりはいかがでしたか。

人事ご担当者様:これまで弊社は、健康診断をやってもその結果をもらうだけで何にもアクションができてなかったのですが、エムスリーさんを通して産業医の先生をご紹介していただいたことで、面談等も進み、取り組みが機能し始めた実感があります。今回のSleep Docの結果も、産業医の先生と連携しながら活用したいと思っています。

他の健康データとの突合で、さらに活用しやすくなる未来にも期待

──おそらくリスクチェック結果のなかには、従業員の方がネクストアクションに迷うものもあるかと思います。そういう結果に関しては、産業医の先生が健康診断の結果と突合するなどして、より立体的な診断やアドバイスができると思うので、ぜひそういった形でご活用いただければと思います。

人事ご担当者様:今回の測定では、高リスク判定が出た人には医療機関を受診するよう指示する予定ですが、医療機関での受診に際しては、直近の健康診断結果なども持参した方が総合的な判断ができるのでしょうか。

──そうですね。健康診断の結果にいわゆるメタボの傾向やその他の症状が出ていた場合、それを考慮することで、今後の対応に繋がる可能性もあります。先生たちはデータを見た上での判断が基本なので、データが多くて困ることはないかと思います。その他、今後の展開に期待されることはありますか。

人事ご担当者様:今回の測定はドライバーが中心でしたが、それ以外の従業員にもクルマ通勤の者が多いので、実施対象を拡大していくことも検討したいです。そのためには、診断結果のデータ管理がしやすくなったり、別データとの連携が進んだりすることが理想的だと思っています。

──自分の生活習慣上のリスクなどを測定する健康スコアリングのレポート「EBHS Life個人レポート」とSleep Docのデータ突合なども検討されており、従業員の皆さんが自身の健康リスクに気づいていただけるきっかけはより大きくなっていくかと思うので、ご期待いただければと思います。
本日はありがとうございました

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