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経営層が意識すべきことは?健康経営の目標設定で重要になるポイント

2024.3.5
経営層が意識すべきことは?健康経営の目標設定で重要になるポイント

企業の経営層が各種経営戦略を立てるうえで目標設定は非常に重要ですが、もちろん健康経営の推進においてもそれは同じです。しかし「健康経営の目標」となると、具体的な内容を想像できる経営層はあまり多くないかもしれません。そこで今回は、健康経営における目標設定についてご紹介します。経営層がまず意識しておくべきことや、設定時の具体的なポイントについて解説します。

健康経営の推進に目標設定が欠かせない理由

健康経営をスムーズに推進させていくためには、まず自社が抱える課題を正しく把握し、課題解決に至るまでのプロセスを組み立てていく必要があります。自社の健康経営の目的・戦略・施策・体制・予算を定め、それらを進めるための計画フローを立案するわけですが、一連の取り組みを正しく設計していくためには、そもそもの目標が曖昧なものであってはなりません。

よくある健康経営の失敗の原因として、抽象的な目標と抽象的な戦略があげられます。自社に合わせた健康経営のゴールとなる目標が明確でなければ、何をすべきかの最適な戦略を練ることができず、時間や費用を浪費してしまう結果にもつながりかねません。

また、設定する目標は経営層だけではなく、従業員にとってもわかりやすく伝わる内容である必要があります。明確な目標設定によって、それを達成するためにどのようなプロセスを踏めばいいかの理解が全体で深まり、社内一丸となって健康経営を成功へと導くことができるからです。

目標設定のその前に! 経営層が意識しておきたい注意点を紹介

オフィスでパソコンを持つ若いアジア人ビジネスマン

健康経営は経営戦略の一環でもあるので、一部の担当部署に丸投げして実現できるものでなければ、一朝一夕に実現できるものでもなく、経営層の本気度が問われる取り組みであるといえるでしょう。ここでは、具体的な目標設定に入る前に、まず経営層が意識して行うべき内容について解説します。

健康経営の重要性を認識する

健康経営で設定する目標の実現に向けて従業員に積極的な行動を促すには、経営層が率先して活動に取り組む必要があります。トップが動けば、従業員はその重要性を理解することができます。また、取引先や株主など社外のステークホルダーに対してその姿勢をアピールするためには、外部発信も重要です。経営理念の中に健康経営に向けた指針を明文化するなど、メッセージを伝える手段は常に考え続けましょう。また、従業員の健康保持・増進のために就業規則を見直さなければならない場合もあるので、役員会で討議する体制を整えておくことも重要です。

従業員の健康状態を把握する

健康経営における目標を立てるためには、まず従業員の健康状態をしっかりと把握しておくことも重要です。定期健康診断やストレスチェックの結果、長時間労働の状況に関する情報をベースに分析を行いましょう。分析の結果、企業全体や部門ごとの健康課題を把握できるはずです。分析結果をもとに、メンタルヘルス不調者が多い、医療費が多いなどの課題を見つけることで、目指すべき目標が明確になります。

従業員の健康に向けた組織体制づくりを行う

健康経営の目標設定を行うには、従業員の健康保持や増進を重視する組織体制の構築が重要になります。担当チームは既存の部門から適切な人材を選抜するとよいでしょう。社内の人材が担当することによって、現場の実情に即した課題や取り組むべき内容を明確にすることができます。

社内の事情で専任が難しい場合は兼務としつつ、代わりに健康経営アドバイザーなどの専門資格を持つ従業員を加えるか、該当する従業員がいない場合は担当者を外部研修に参加させるなどして健康経営の知識を深める必要があります。

健康経営における目標設定のポイントは?

続いて、健康経営の目標を設定する際に重要となるポイントについて解説します。目標値の決め方や期間の設定、進捗状況に応じた対応法などについて学びましょう。

目標設定は数値化する

健康経営が失敗しがちなケースとして、「〇〇を削減する」「〇〇を向上させる」など、曖昧な目標を掲げてしまうことがあげられます。健康経営における目標設定は必ず数値化して、定量的に評価できるようにしておく必要があります。曖昧な目標では健康経営の効果が十分にはかることはできません。「〇〇を半期後までに10%削減する」など、具体的な数値を取り入れることで目標を捉えやすくなり、健康経営の効果を可視化しやすくなります。さらに進捗を把握できれば従業員のやる気もアップするはずです。

目標ごとに期間を定める

健康経営の目標は短期間で設定し、効果を確認しながら適時施策を見直す必要があります。「数年後」などの長期的な目標数値だけでは、施策の日々の進行度が緩やかになってしまい、なかなか変化に気付くことができません。また、目標は細分化すると数値化しやすくなるというメリットもあります。「高ストレス者の減少」を課題とするならば、「時間外労働時間の短縮」「ストレスチェック受検率向上」など、課題の手前にある小さな目標を設けて効果をはかるのもよいでしょう。

目標設定は徐々に高くしていく

健康経営は長期的な取り組みが前提であるため、はじめからインパクトのある目標設定することには向いていません。むしろ過酷な目標設定をしてしまうことは、従業員からの反発を生む可能性もあります。まずは従業員に健康意識を喚起し、具体的な行動を促すために課題に応じた実現可能な目標を掲げ、達成でき次第徐々に高い目標にシフトするとよいでしょう。

健康経営成功の鍵ともいえる目標設定。まずは適切な目標の設定と継続を意識しましょう。他の企業の成功事例を参考に目標設定を行うなどしながら、スムーズな健康経営に取り組んでください。

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